施工時における初期欠陥(ジャンカ)によるもの
写真05 ジャンカ症状写真
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コールドジョイント症状 -1
写真06
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コールドジョイント症状 -2
写真07
<コメント>
さすがに給水タンクにはコールドジョイントは元より、その
他のひび割れは一切ありません。
エフロレッセンスも発生しておりません。
優良コンクリートの見本です。
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エフロレッセンス症状
写真08
<コメント>
エフロレッセンスといっても下記の3種類が
あります。峻別する必要があります。
若干問題となるのは、最後のエフロレッセンス
です 。
○一次エフロレッセンス
○二次エフロレッセンス
○エフロレッセンス
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01 セメントの水和熱症状
写真09
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02 セメントの異常膨張症状
写真10
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03 骨材に含まれている泥分
写真11
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04 低品質な骨材
写真12
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05 セメント成分の少ない低品質なコンクリート
写真13
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06 反応性骨材(アルカリ骨材反応)
写真 14
<コメント>
コンクリートの癌ともいわれる、致命的な症状です。
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07 コンクリート中の塩化物
写真15
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08 コンクリートの沈下・ブリーディング
写真16
<コメント>
○バイブレーターの使用不良。
○水セメント比の高いコンクリート。
(単位水量を少なくすれば防止可能)
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09 コンクリートの乾燥収縮
写真17 写真18
<コメント>
乾燥収縮によるひび割れは、建築物コンクリート(コンクリー トの断面が相対的に小さい)の宿命ともいえます が、
防止策として、
○要所々に伸縮目地を設ける方法。
○水分の少ないコンクリートや乾燥収縮の少ないセメン トを使用。
○コンクリートの硬化初期に湿潤養生を実施。
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10 コンクリートの自己収縮
写真1
写真2
コンクリート下地にモルタル金鏝仕上げの個所に、多数の亀の子状のひび割れが確認できます。
●推定原因
仕上げ用のモルタルが剥落しないようにセメント量を多く配合したものと思われます。
結果的に<水セメント比>の低いコンクリート(正確にはモルタル)で厚さ20ミリ程度、補修したものと考えられます。
●その結果
このモルタル部分が自己収縮(水とセメントの水和反応により硬化する場合にコンクリート中の水分が吸収される結果、自己収縮をおこす現象のこと)により発生したひび割れ事例である。
下地のコンクリートは完成しており、初期変形等は完了している為に仕上げモルタルの収縮を拘束することになります。
その結果、表面の仕上げモルタルにヒビ割れが発生することになります。
熟練した左官屋さんは、仕上げモルタルのセメント量は極力少なくしたモルタルで仕上げをしております。
モルタル仕上げをする場合は、下塗り、中塗り、上塗りの順番でモルタル分のセメント量を減らしていくのもこの為です。
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11 混和材料の不均一な分散
工事中
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12 長時間の練混ぜ
写真19
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13 ポンプ圧送時の配合の変更
写真20
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14 不適当な打ち込み順序
工事中 |
16 硬化前の振動や載荷
工事中
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15 不十分な締固め
写真21
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17 初期養生中の急激な乾燥
写真 22
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18 初期凍害
工事中
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19 鋼材(鉄筋)の乱れ
工事中
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20 被り(厚さ)の不足
-1 写真23
-2 写真24 -3 写真25
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22 漏水(型枠からの,路盤への)
工事中
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23 型枠の早期除去
写真なし
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21 型枠のはらみ
写真26 |
24 支保工の沈下
写真27
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25 不適当な打継ぎ処理
-1 写真28
-2 写真29
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