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ダイヤ設計の業務は、建築訴訟・擁壁訴訟・地盤訴訟・損害保険訴訟等の鑑定書の作成、及び調査診断報告書の作成。
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技術屋の辛口コラム

コンクリート強度測定

 


1 シュミッツトハンマー(反発度法)によるコンクリート強度試験について

2 コンクリートの中性化試験について


 ◎コンクリート中性化試験・補修工法 のページもご参照ください。




   
1 シュミッツトハンマー(反発度法)によるコンクリート強度試験について



シュミットハンマー試験写真1          シュミットハンマー試験写真2
 s2


シュミットハンマー試験写真3          シュミットハンマー試験写真4
s3 s4


シュミットハンマー試験写真5          シュミットハンマー試験写真6
s5 s6


この試験の特長と利便性

●建物や擁壁の現状でのコンクリートの強度が知りたいケ-スとしては、次のようなことが考えられます。

1.今あるコンクリート建物や擁壁が築造から数十年経過し、建設当初の設計基準強度があるか不安がある場合。

2.建築時から数年しか経過していないのにも拘わらずコンクリート自体に劣化現象が発現し、コンクリート強度の不安がある場合等。

3.基礎コンクリートを打設した木造の建物等の場合に、構造体の建て込み時期の目安としてコンクリートの早期の強度を知りたい場合。

又鉄筋コンクリートの場合の型枠やスラブサポートや撤去時期を検討する場合の判断材料とする場合。


●上記のような理由が考えられますが、低コストで複数の調査個所が場合には有効な試験であるといえます。

同じくコンクリートの強度試験に「テストピースによる圧縮強度」試験がありますが、この試験は実際のコンクリート躯体からテストピースをダイヤモンドカッターで採取して油圧機にてテストピースが破壊するまで圧力をかけて強度測定をします。

この為、その精度は シュミッツトハンマーよりも高くなりますが、試験コストは高価になります。
又実際に躯体の一部を採取(テストピース)する為、躯体自体を痛める場合もあります。
躯体内部の鉄筋を切断してしまう場合もありますので、測定個所によっては細心の注意が必要になります。

当事務所では特別の場合以外は行ってはおりません。
(建築関係訴訟において、コンクリートの強度が構造体に影響を及ぼし、そのこと自体が争点として問題となる場合等です)


現場での試験は専門有資格者である「コンクリート診断士」と「一級建築士」の両資格者が直接に試験を行います。


シュミットハンマー強度試験費用は、
業務料金表   C 既存擁壁・建物のコンクリート調査、診断関係 の項目をご覧ください。



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2 コンクリートの中性化試験について


その特長と利便性


中性化試験写真1               中性化試験写真2
c1 c2


中性化試験写真3                中性化試験写真4
c3 c4


下記のようなケースではコンクリート中性化試験が必要になります。

鉄筋コンクリートの寿命とコンクリート中性化には、密接な相関の関係があります。

通常の鉄筋コンクリートの強度(主に曲げモーメントに抵抗する力)は、コンクリートよりも内部の鉄筋が負担しております。
土木工事で多いテトラポットや重量式擁壁等の無筋コンクリートの場合は、内部鉄筋がコンクリート内部に挿入されておりませんので中性化の問題は直接的には発生しません。

従って一般的な鉄筋コンクリートの場合には、内部鉄筋かコンクリートのどちらかの寿命が到来した時にこの構造体本体の寿命も終わりになります。
コンクリートは通常アルカリ性(hp12程度)であり、このアルカリ性が内部鉄筋に防錆の被膜を作り鉄筋の発錆を防止しております。

しかしこのアルカリ分の被膜が空気中の炭酸ガスに接触すると、だんだんアルカリ性が中性化の方向に進行し、完全に中性になる(hp7)と内部鉄筋の防錆被膜は破壊され、鉄筋に錆が発現することになります。

その錆の発生の程度が高くなると、鉄筋が錆の影響で2倍定に膨張することになります。

しかしコンクリート自体には圧縮力はありますが、膨張力に拠る引っ張り力に抵抗する力はほとんどありませんので、この膨張力がコンクリートのひび割れや亀裂が発生する原因となります。

ヒビ割れが発生し、そこから加速度的雨水や炭酸ガスが侵入することになります。
中性化が軽度の段階で適切な補修工事を実施すればよいのですが、一般的には中性化が内部鉄筋の深さまで到達した段階で鉄筋コンクリートの寿命が到来したと判断されることになります。

中性化の試験は、比較的簡単に短い時間で正確にコンクリート躯体の中性化の進行の深さが判る為、費用対効果のコスパの良い試験といえます。


中性化試験写真5               中性化試験写真6
c5 c6

上記写真の二つの機械は鉄筋探査機です。

中性化試験時にはコンクリートにドリルで必要計測位置に達するまで穴をあける必要があります。その時内部の太い鉄筋にドリルがぶつかりますと、その個所は計測不能になる場合があります。

なるべく躯体コンクリートに傷をつけたくありませんので、予定調査位置が確定しましたら、その場所に鉄筋があるかどうかを、鉄筋探査機で確認をしておきます。


中性化試験写真7
c7

高強度コンクリートで且つ深い位置まで調査を必要とする場合や、中性化試験と同時に中性化試験で使用した穴を利用してその穴の径を太くして内部鉄筋の発錆調査に利用する場合、バッテリー式のドリルでは電力が不足しがちになります。
そのような場合には100v用の発電機と電動ドリルにて、探査用の穴をあけることになります。




 
鉄筋の腐食度評価に関する参考写真


解説写真  注) グレードについては、やや安全側の判定としている。

   腐食度   腐食なし  グレードⅠ
   


  腐食度・A  グレードⅡ
   


  腐食度・B  グレードⅢ
   


   腐食度・C  グレードⅣ
   


   腐食度・D  グレードⅣ
   


                   



現場での試験は専門有資格者である「コンクリート診断士」と「一級建築士」の両資格者が直接に試験を行います。

中性化試験費用は
業務料金表  C 既存擁壁・建物のコンクリート調査、診断関係 の項目をご覧ください。



  
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