ダイヤ設計の業務は、建築訴訟・擁壁訴訟・地盤訴訟・損害保険訴訟等の鑑定書の作成、及び調査診断報告書の作成。
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『技術屋の辛口コラム』
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№1・地盤品質判定士試験支援講座
一級建築士 ・地盤品質判定士 ・コンクリート診断士 目黒碩雄
№1・地盤品質判定士試験支援講座
この資格制度の背景
2011年春の東日本大震災をはじめ、これまでの地震によって発生した住宅や宅地の被害を教訓として、公益社団法人地盤工学会を代表に2013年2月に発足しました。建築学・土木工学分野や不動産・住宅関連産業等に従事する地盤技術者を対象に、地盤品質判定士の資格制度を創設しました。
この試験実施機関は「地盤品質協議会」が行うが、この協議会の実質的な機関は「地盤工学会」であり事務所も同一場所です。
1 この試験自体の受験情報が少ない
地盤品質判定士という資格制度が創設されたのが2013年であり、2016年現在その試験はまだ3回しか行われていないこと、又かなり専門的技術的な試験である為受験者数も毎年推定1000人程度で他の不動産や建築士試験と比較して少なく、その知名度そのものも高いものとはいえません。
地盤工学会はこの資格制度の社会的普及、浸透にかなり力を入れている様におもわれます。
そこで、この試験の受験者の為に多少でも役立つ情報を提供する為、この試験情報を発信してみました。
この資格制度が世の中に認知、浸透され、住宅地盤の安全性に役立つ事を地盤工学会の会員の一人として願いつつ。
2 難易度等について>
受験者であるあなたが、現にこの分野の仕事に従事している場合と建築士などの他の分野の場合とではかなり異なります。一般的には地盤判定がその眼目であるため、土木系の受験者が有利な試験といえます。
このことは下記の受験参考書の内容からも分かるように、基本的には土木技術者の為の資格であることが判ります。
一部工作物を土木工作物と建築工作物とに大別すれば、地盤判定の対象は建築物に対する専門知識も要求されている事も分かります。
従って、実務経験の無い人文科学系の受験者にとっては、かなりの難易度の高い試験となります。
(1) 土木系出身者の場合
その試験内容の土質工学分野については学校ですでに学んだ内容であり、それほど時間を取られないと思われます。一度は聞いたことのある概念や理論であり、復習と過去問の出題レベルチェックで合格レベルの能力は得られると考えます。
この分野の受験者は、建築の分野については専門外となりますが、この試験には建築全般を学ぶ必要はなく下記事項を重点的にマスターしておけば問題ないと考えます。
○建築といってもこの試験制度の趣旨から大規模建物や特殊建築物を除く中小建物であり、木造住宅程度の建物を対象としていると考えてよい。
○建築関係の試験で問われる箇所は専門用語や構造・基礎・地業の用語の意義と、不同沈下による各種補強工法が出題範囲であり、この部分を重点的に確認しておく必要があります。
○500ページもある建築学会の「建築基礎構造設計指針」も参考書として挙げられておりますが、出題の範囲は限定されておりますので、その内容をすべて理解などする必要はなくごく一部を確認する程度で十分です。
(2) 建築系出身者の場合
○建築系の受験者は地盤工学的な知識は学校では学んでいない為、ある程度の基礎的なものから中級程度までの知識と、その為の勉強と参考書は必要になります。
地盤工学会発行の「地盤調査基本と手引き」や「土質試験基本と手引き」で、土質試験関係の知識はマスターできます。
○擁壁構造計算のマスターの必要性。
コンクリートのL擁壁(T型も同じと考えてよい)
(もたれ式擁壁擁壁の構造計算関係は出題されないと考えてよい。 理由=手計算では不可能)
○初心者用の参考書としては、理工図書の「新版 土質工学をかじる」がお勧めです。
3 参考書について
択一試験区分とその参考書について。
下記の参考書をすべて購入すると相当な費用が掛かります。熟読するだけでも時間的にも大変ですので、ここでは試験合格を前提とした参考書類だけを頭記しておくことにして、時間とお金に余裕のある人は必要に応じて購入してください。
ここでは必須の参考書のみを挙げておきます。
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『術者倫理』
ここからは5題出題されますが通常人が読めばわかる問題であり、地盤品質協議会のHP等を読んでおけば100%誰でも回答可能の問題です。
しかしその内容は、地盤品質判定士として実際にその業務を行う場合には当然重要な遵守規定の為、毎年出題されることになります。
『宅地の造成 宅地の造成と土砂災害に係わる法制度』
参考書
・宅地防災マニアルの解説 出版社 ぎようせい 定価15,429円
・『地質 地形 地盤の調査 土砂災害』
・地盤調査の方法と解説 地盤工学会
『住宅等の基礎』
参考書
・宅地防災マニュアルの解説(擁壁部分等) 出版社 ぎようせい
・小規模建築物の基礎設計指針 日本建築学会
『地盤の液状化』
参考書
・建築基礎構造設計指針 日本建築学会
・その他(これ一冊で十分という参考書は見当りませんでした。)
『地盤改良』
参考書
・地盤改良の調査・設計と施工 地盤工学会
超お勧め参考書
・「住宅地盤が判る本」 オーム社 定価2,800円
ある意味で、この本一冊でこの試験のすべてを網羅している、ともいってもよいというような優れものです。この本の内容を理解すれば、択一問題の60%以上は各実に回答できます。試験勉強の時間と費用を確実に短縮できます。○ビ受験者の友といえる参考書です。
4 勉強の仕方とポイント
<合格率> 学科の選択(50問) 、 論述(3題
)
私見ではありますが、双方70点程度をクリアーすれば合格圏内に入ると考えます。判定士(二次試験合格率)は20%程度とおもいます。
(詳しく知るには自分でHPから各年ごとの計算をしてみてください。)
5 この試験の良いところ
この資格試験の一番良いところは、試験勉強の結果合格できなくても試験勉強自体にて実務や土質工学を学ぶことができ、試験勉強が全く無駄にならない所にあります。
恐らくこの試験の問題作成者が地盤工学会関係者で占められ、行政側は関与していない為と思われます。
したがって、単なる数値の暗記的な問題やひっかけ問題などは出題されません。
択一問題で数値を選択肢に回答とする場合でも、技術者として最低限この数値は常識として知っていてほしい、という数値限定されているような気がします。
当方が受験した資格試験の中で、最悪且つ試験問題の<質>自体も低レベルであった試験に「マンション管理士」という試験がありました。この試験は、無意味な数値の引っかけ問題や、出題者自体の専門的な能力不足が疑われるような問題が出題されておりました。
そもそも、技術関係の試験に引っかけ問題などは無意味です。合否に関係なく、学んだ知識が側実務に役立つ問題を出題すべきです。
又その業界内部の事情等により資格者の人数をある程度に押さえたいのであれば、試験問題の内容の質を高くすればよいのであり、「引っかけ問題」で合格者数を絞ることはその資格試験の関係者全体のスキルアップに繋がりません。
その点この『地盤品質判定士』試験は仮に不合格であったとしても、受験勉強で得たその専門知識は有意義なものであり、土木関係や建築関係の設計者・現場管理者にとって必要不可欠の知識を問う物であり、無駄な内容はありません。
お役所等の行政主体が作成する試験問題と民間団体の作成する試験問題との<質>が、いかに乖離しているかがよくわかります。
公立大学の試験問題を民間が作成するのも納得するところです。
最後に、地盤品質判定士という資格者及びその職能がもう少し世の中に認知され活用されることを、診断士の一人として願うとともに受験者の一助になれば幸いです。
6 その他の注意事項
(1)本試験前3か月前に行われるこの試験の為の講習会には、出来るだけ出席すること。
過去問のデーター分析リストが配布されますので、出題者の出題意図がある程度掴めます。
心理的にこのような講習会に出席することで安心感がえられます。出席していないと何か重要な情報が自分だけが入手していないような不安感が、試験追い込み時に悪影響を及ぼすことに繋がります。
(2)論述試験のとき問題が全く自分の予想した問題から外れても、解答用紙の70パーセントは何かを記述すること。
(当方が受験した時、論述問題の3問のうち1問は見たこともない問題でしたが、諦めずに問題の説明図からそれに関連する専門用語をちりばめて、怪しげな記述でお茶を濁した解答でしたが、選択問題のほうが86点でしたので合格していました。
採点基準法方は判りませんがこの試験は<択一問題>と<記述問題>両方の点が基準点に満たない場合不合格にするのではなく、片方がある点をクリアーしていない場合には一方の試験の基準点以上の増加点がある割合で少ない方に加算され両方の点数が基準点をクリアーしている場合に合格とするような採点基準を採用している様な気がしております。
(3)地盤の液状化に関する問題はかなり細部の深い概念までに問われます。
当方のような建築関係の受験者には特に入念に理解する必要があります。PHからの液状化関係の学術論文等を参考にして勉強する必要があります。
(4)
この試験の試験分野は広範囲にわたりますが、この資格の目的は住宅地としての地盤の品質を判定するもので、大規模な土木構造物や建築物の地盤判定を想定しているものではありません。
又この試験資格の受験者のほとんどは会社務め人であり、勉強時間も限られているはずです。勉強の範囲もすべてそこに焦点を絞って効率よくする必要があります。
以上です。
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